今回の山行、最後に立ったのは岩峰の「にゅう」(2351.9m)。
最短のアプローチ、R299の白駒池入口からなら2時間弱で到達できる小さなピークです。
北八ッの原生林でポツンと顔を出すその姿は、一度覚えれば容易に見分けのつく存在。
360度の展望にも恵まれ、北八ッ入門の山として多くの登山者で賑わいを見せます。
しかし、気になるのは、その名前。
田んぼに脱穀した藁を積み上げた「にお」に見立て、それが訛ったなど、その由来には諸説あるようですが・・・
「にゅう」という音(おん)の頂とあらば・・・想像してしまうのは、やはり「乳」のひと文字。
その山容から乳頭山や乳房山など、日本各地には「乳」を名に冠した山が数多くあります。
そして、佐久方面からは胸のようにふたつの突起に見えるという事実。
さらには、朝な夕なに仰ぎ見る頂を母の象徴に見立て、地域の安寧と子孫繁栄を託したのでは・・・
などと想像は膨らみ、個人的には「乳」説を強く、強く推します。^^
今回のルート上、標識にあったのは「にゅう」や「にう」「ニュー」などの様々な表記。
そんな「乳コレクション」を集めてみました。
ずばり「乳」と書かれたものもあるそうですが、今回は残念ながら確認できませんでした。
稲子湯からのルートにあるのかなぁ・・・
次回「乳」を探してまた訪ねてみようと思います。^^