o_k_dさんと別れ、車を停めてある役場へ戻ろうとすると・・・
どこからか漂う美味しそうな揚げ物の香り。
鼻を利かして見つけたのは、つむじ裏手にある一軒の定食屋でした。
冷たい外気に曇るガラス窓越しに店内を覗いてみれば、何やら大そうな賑わい。
(こりゃ、見つけちゃったかな♪)
ドアの中、出迎えてくれたのは、笑みいっぱいの明るい奥さん。
そして、「いらっしゃいませー、ご苦労さまでしたー」の声。
一見の客である私になぜ?と思いましたが、来るお客さん全員に、そう語りかけているようです。
店に入ってすぐに見えたのは、厨房でテキパキとフライパンを振るうコックさん二人。
陽気な奥さんと、ご主人と(恐らく)息子さんの息の合った仕事。
ふと見つけた美味しい予感は、その条件が十分に整い、やがて現実のものとなるのでした。
壁に貼られたメニューから選んだのは、オススメマークの付いたソースカツ丼。
みそ汁、自家製ドレッシングのかかったサラダ、漬物付きで650円という設定もなかなかに良心的です。
やがて運ばれてきたのは、モワモワと湯気を上げるソースカツ丼。
ソースの照りに光輝くヒレカツの味は・・・お!
高崎の一二三食堂と良く似た味わい♪
甘めのみりん醤油系ではなく、キリッとしたウスターソース系の分類です。
ご飯の上に敷かれていたのは、刻み海苔、そして同じ形に刻まれた大葉の葉。
「何も無し」、「刻み海苔」、「キャベツの千切り」だけかと思っていましたが、これは初めて見るスタイルです。
ご飯の盛りも良く、熱々のみそ汁に、しっかり漬かった白菜漬け。
なかんじょの働くお父ちゃんにきっと愛されているんだろうなと、聞かずとも判る町の定食屋。
さて、次は何食べに来よっかな♪
千里(せんり)|中之条町商店街まめ歩きマップ