干し芋賛歌

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この冬、突然のマイブームとなったのが、干し芋作り。
きっかけは富岡のおかって市場で行われた昨年最後のつきいちマルシェ
試しに買ってみた上野村のよたっこさんちの干し芋用サツマイモ。
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と言っても、干し芋作りの経験など微塵もないので、本場・茨城のサイトで調べた製造法に倣って試行錯誤。
物置から蒸し器と干し籠を引っ張り出し、蒸して、切って、天日に干して。
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毎日愛おしく天地返しをして、待つこと一週間。
市販のものとは程遠い、カチカチに硬いモノができあがるも・・・
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炙っていただくと、これがなんとも美味。
ここで、マイブームスイッチON!
年明けには、おかって市場さんを誘って、よたっこさんちまでサツマイモの仕入れに。
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ちなみにその銘柄は、皮の白い「玉豊(タマユタカ)」と、見た目は普通の「太白(タイハク)」。
併せて20kg(!)ほど購入して、週末毎に家内制干し芋工場フル稼働。
蒸し時間、火加減、皮のむき方、切り方、干し時間、干し場所・・・
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数をこなすうちに自分なりの最適値が求まり、作業もみるみる効率化。
この正月、我が家の焼き網という舞台の主役は、切り餅から干し芋にとって代わられました。
炙ってそのままお茶請けに良し、お汁粉に浮かべても良し、意外にも酒の肴に良し。
食べきれないほどに大量製造された干し芋は、近しい方々への「お年始」に。
20kgの芋はいつの間にかなくなり、ある意味やりきった感に到達したのですが・・・

所詮は素人の一知半解

「餅は餅屋」ならぬ「芋は芋屋」にプロの現場を見せてもらいたいな・・・と。
期せずしてブログ繋がりの藤岡のトマト農家の方が「いもっ娘」の商標で知られる中之条の田村農園さんと知り合いと言うことが発覚。
これ幸いと紹介していただき、さっそく農園見学の申し込み。
2月に入り、中之条のo_k_dさんを強引(笑)に誘って、プロの現場を見学させていただきました。

薬王園のほど近く、中之条の町から沢渡・四万へと向かう道すがら。
雪の残るのどかな里山で、いくつも並ぶビニールハウスと「いもっ娘」の幟旗が田村農園さんの目印。
ほぼ同世代で陽気な田村さんに案内されると・・・まずはその規模に圧倒。
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ビニールハウスの中には、ぎっしり積み重ねられた玉豊の山。
工場では、ひとつひとつ丁寧に皮むき作業が行われていました。
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何棟も並ぶビニールハウスで天日干しされる芋は、まるで干し芋カーペット。
出荷待ちの干し芋は、蜜も染み出るほどに黄金色に輝いています。
なんのてらいもなく丁寧に教えてくれたその製法も、私の学んだ茨城方式とはまるで違うもの。

          田村農園さん                               三束雨
工程: 皮むき→カット→水にさらす→蒸し→干し            蒸し→皮むき→カット→干し  
カット: ふたつ割程度に大きく                        7mm程度にスライス
蒸し: 弱火でじっくり2~3時間                         弱火で1~1時間半
干し: 天日で3週間。夜間もそのまま凍結・融解の繰り返し。  天日で1週間。夜間は室内に取り込み凍結防止。
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出来上がった干し芋をひとつ、そのままちょうだいしてみると・・・

なんだ、この濃厚な甘さとやわらかさは・・・
自分の干し芋は干し芋にあらず・・・
素材は自家栽培の芋に中之条の美味しい水と冬の太陽、ただそれだけ。
丹精に手間隙かけて作られた完全自然食品に、ただただ脱帽。
プロの仕事の流儀とは、こういうことなんだなと改めて実感させられました。

・・・が、それにもめげず、また生芋を仕入れて、ぜひとも田村製法でトライしてみます(笑)
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by sanzokuame2 | 2013-02-16 10:35 | ベツバラ


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