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関製菓店の桜まん

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富岡市上高尾の安中富岡線沿いにたたずむ和菓子とお饅頭の店。その歴史は古く、昭和10年の創業。当初は東京・新宿に店を構えていましたが、戦火を逃れた初代店主が富岡に店を移し、現在は中学卒業と同時に家業に入った二代目ご主人と、若い三代目がさらなる歴史を積み重ねています。店内のガラスケースに並ぶのは、お茶席の練り切りや焼き菓子、そして昔ながらのさまざまな饅頭。中でも一番の人気は、平安の昔、小野小町が出羽の国への帰途の際この地で病に倒れ、庵を設けて薬師如来に祈り病を癒したという伝説にちなんだ「小町まんじゅう」。美白の小町を思わせる、ふんわりもちもちの白い皮の中には、秘伝の味噌餡が隠れています。これからの季節にオススメなのは、塩漬けの桜葉に包まれた薄紅色の「桜まん」。桜の散る頃までの期間限定販売の饅頭は、ひとつ手に取っただけで春爛漫の香りが広がります。

関製菓店
by sanzokuame2 | 2013-03-02 20:48 | ベツバラ


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